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ケリー・ザ・ギャングの水のレビュー・感想・評価

ケリー・ザ・ギャング(2003年製作の映画)
3.8
ヒース・レジャー目当て♡

19世紀後半オーストラリアに実在した義賊、ネッド・ケリーの半生を描いた作品。流刑囚出身の父親をもつネッド一家は幼い頃から警察に目をつけられ、不当な扱いを受ける。ある日無実の罪で捕まり3年の刑期を終え、真っ当な人生を歩もうと励むが、またもや不条理な仕打ちが襲いかかる…という話。

父親が犯罪者というだけで、ヴィクトリアン警察が好き放題。銃の引き金はそんなに軽いものですかと言わんばかりに、職権乱用していて、こっちが無法者なんじゃないの?というくらい。

そんな社会に苦しんでいる人、疑念を抱いてる人は大勢いて、異例の賞金をかけられても、誰一人密告しない、美しすぎる!!銀行強盗とか悪いこともするけど、行く街行く街の人に愛されて、ほんとに英雄だった。

1980年11月11日に処刑されたけど、彼の処刑を止めるために3万人以上の人が署名したんだとか。そしてネッド・ケリーは英雄になり映画化もたくさん。
一番の驚きは、初映画化は1906年、つまりネッド・ケリー死後26年という!関係者がバリバリ生きていておそらく政府の状態もあんまり変わってない間に義賊を映画化ってすごい😳

そんな伝説の英雄に、伝説の俳優ヒース・レジャー!彼の魅力はもうやばいよね!かっこええです❤️ヒース・レジャー作品4作目だけど、どれを観ても輝いてるし、大好き。彼の前にはオーランド・ブルームも霞みます笑。

ただ、感動するには脚本が少し物足りない…豪華俳優陣がもったいない感はある。けど全然良作だった!

6月にジョージ・マッケイ主演のケリー・ザ・ギャングが公開されるので楽しみ!
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