トルーマンバロウズ

バーニング・ムーンのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

バーニング・ムーン(1992年製作の映画)
3.5
とある薬物常習者の青年が妹を寝かしつけるために二つの恐ろしいお話を聞かせてあげることにした・・・・。

オラフ・イッテンバッハ監督のオムニバス形式のB級スプラッターホラー映画。
青年が妹を寝かしつけるために聞かせるお話をオムニバス形式で描くというどことなくデッドタイムストーリーを彷彿とさせる設定だったのが個人的には好きである。
お話自体も連続殺人犯とデートしてしまった女性を襲う惨劇や無実の罪を着せられた男の悲劇など血みどろ要素満点で描かれていたのはスプラッターマニアには嬉しいものがあった。
特にクライマックスの地獄のシーンはかなりカオスでここを見るためだけにもこの作品を見る価値はあるのではないかと感じた。
脚本などはやや説明不足でわかりにくい展開などもあったが、全体的に血みどろスプラッター描写で全てを乗り切ったイッテンバッハらしい作品であった。