佐藤哲雄

キミとボクの距離の佐藤哲雄のレビュー・感想・評価

キミとボクの距離(2016年製作の映画)
2.0
かなりありふれた展開と結末だったよ。

なにより、いわゆるティーンネイジャー向けの映画だった。

火星で生まれた主人公の男の子は、いわゆる世間のことを何も知らない箱入り息子というキャラクター設定になっていた。

同じティーンの地球生まれの女の子と普通に恋をする。

火星で生まれた、という設定以外は、至って普通の10代の男の子と女の子のラブストーリーになっていたよ。

無理矢理過ぎた点は、主人公の男の子を火星の分娩台で出産した後に、母体が原因不明の死を遂げたまま、その話が放置されたことと、父親が誰なのかを15年間も誰も調べずに放置されてたことだな。

あまりにも有り得ない設定に、無理矢理感がすごかったよ。

つまり、無理矢理に感動話に誘導し過ぎてしまって興醒めしてしまった、というところであろうな。

なにやら全般的に残念な映画だったよ。

ところで、ゲイリー・オールドマンをなぜ起用したのだろうか……
佐藤哲雄

佐藤哲雄