ぶちょおファンク

キミとボクの距離のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

キミとボクの距離(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2.5 終盤★2

見どころ
◯ゲイリー・オールドマンの出演は知らなかったし、チョイ役かと思ってたらガッツリ出番あり。
◯劇中映し出されるW.ヴェンダース監督作『ベルリン・天使の詩』を観てると今作をより楽しめるかも…?
◯長いモヤポイント“サラは何故?”は最後のほうでようやく分かる。
でも明確な意図は終始語られず、エゴなんだろうなぁ〜…と自分は考える。

気になる点
●サラの享年(2018年)から時代設定が明確になるが、
もう少し未来設定にするか年代はボカすべきかと…。
●計3台の車泥棒が物語のノイズ。
この行為は“嘘と人を利用する”のが嫌いなタルサがそういう類いの人物になっている皮肉…。


☆総評
オープニングで“Cマネー”製作だと知り危惧しましたが、
Cマネー作特有の笑っちゃうほどの杜撰さはそれほどなく、かと言ってとても丁寧によく出来た作品とも思わないけど(Space(宇宙、空白(距離)等)のダブルミーニングな使い方の原題、終盤でのどんでん返しは巧い)、
程よい緊張感の面白さのロマンスでそれなりに楽しめました。


2022年95本目(+短編2本)