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キミとボクの距離のjunのレビュー・感想・評価

キミとボクの距離(2016年製作の映画)
3.8
人類初の火星入植地『イーストテキサス』その計画のリーダーに選ばれた宇宙飛行士サラ。
しかし火星へ向かう途中でサラが妊娠していることが発覚。引き返すこともできずサラは火星で出産しそのまま息絶えてしまう。
無重力の中で育った胎児は地球では生きられないため火星で育てられることにー

それから16年後。
サラの息子ガードナーは少年へと成長していた。前代未聞の火星で生まれた人間であり母親は出産時に死亡。会社への批判を避ける為秘密の子として外部との接触を完全に絶たれた環境で暮らしていた。
唯一ボイスチャットで知り合った地球で暮らすタルサと交流することが日々の楽しみになる中、自分の父親に会いたい思いも強まり火星を抜け出し地球へ向かう決心をする。


《以下ネタバレあり》










火星で暮らしていたガードナーが地球に来て初めて目にする海、雨、焚き火、馬、
何もかもが新鮮で目を輝かせる姿が可愛かった。事前に映画で勉強した女性のエスコートの仕方、披露するタイミングはそこじゃなかったと思うけど、、とにかく可愛い。
『君は綺麗だね』なんて歯の浮くようなセリフをドストレートに言ってしまう所も恋の駆け引きを知らないガードナーのピュアさが際立っていてよかった。

親に捨てられてから12年で5人の里親のところを転々としたタルサ。
複雑な環境下で育った2人は共鳴し合いいつしか惹かれあいお互いが唯一無二の存在へ。そしてガードナーの父親を探すため各地を旅します。

小屋を破壊したり車を盗んだり少々犯罪を重ねすぎてて気になりましたが、せっかくのいい映画なのであまり細かいことは考えないように観ました。

火星育ちのガードナーには地球の水が合わず心臓は肥大、骨は脆くなっていく…
結局、ガートナーとタルサは離れ離れに。
火星と地球、2人の超超遠距離恋愛が始まります🌏🚀


休日の誰もいない夜に素敵な映画に出会えました。コーヒー片手にのんびり観たい、そんなほっこりムービーです🎬
jun

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