ooioo

ヒズ・ガール・フライデーのooiooのレビュー・感想・評価

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)
-
愚か者が強いヒロインと出逢い王子様に変わる『教授と美女』や『バーバリ・コースト』のような展開を少し期待したが、やはり本作の愚か者は愚か者のままだった。彼女の元カレを「いい人だね」などと誉める男は留置所に3回ぶちこまれて当然という監督からのメッセージ。戦わない男は王子にはなれないのである。ヒロインは「人間らしく生きたいの」と言って記者を辞めようとしていたが、彼女は人間である前に記者だった。「天職」。天が与えた職業。キリスト教でいうところの「コーリング」を描いていた作品なのかもしれない。ま、とにかくたくさん笑った。悪役の市長とケーリー・グラントはやってることがあまり変わらないのがいい。しかし真実を隠したりしない。重要。最低すぎて最高!な映画。
ooioo

ooioo