キミシマユウキ

サン・ルイ・レイの橋のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

サン・ルイ・レイの橋(2004年製作の映画)
3.4
18世紀のペルー、険しい渓谷に架かる橋を渡ろうとした5人が崩落事故によって命を落としてしまう。その場に居合わせた修道士はこれがなんの神の啓示か調べ始めるが…

ハリウッド1の演技派俳優
!!ロバート・デニーロ!!
出演の歴史ドラマ。実際にペルーで起きた事件を元に書いたピューリツァー賞受賞小説が原作で映像化は3回目だとか
TSUTAYAプレミアム無料期間中に動画配信にないデニーロを鑑賞。


  「何が神の意志なのか」


レビューたったの10!!(笑)
神の意志を探るというタブーに迫った修道士と彼が調べた崩落事故被害者達の人生を追う歴史物語。
若干のオムニバス式でそれぞれの人生や苦悩を追っていく形だが、18世紀のペルー自体あまり映像で見たことがなかったので新鮮。
そもそも1900年代なのに中世ヨーロッパみたいな街並みと衣装とカツラなの!?生活に宗教がかなり根付いているんですなぁ~、観劇とか楽しそう。
なぜ善良な人々が命を落とさなければいけないのか、宗教を信仰している方々の永遠の課題的なものなのかな?
無宗教の自分にはある意味主人公の修道士を理解できた。

キャストが意外と豪華!!
デニーロは大司教役として怒鳴りまくり!ウルセェ!
それより良かったのは彼の名優ハーヴェイカイテル。
共演シーンみるだけでニヤニヤできちゃう昔ながらの友だが、今作は彼の優しいおじさん役が心に染みてくる。
あとは『ユージュアル・サスペクツ』のガブリエルバーンと
『ミザリー』のキャシーベイツ、あとチャップリンの孫がいました。

何故このアプリでそんなに見られてないのかわからないが、
そんなに悪い作品ではないです。
ただ、たぶん二回目は見ないでしょう(笑)

デニーロ好き、18世紀のペルーを知りたい方、そして神のご意思に疑問を感じてる方にはオススメの作品