馬鹿な御曹司がホテルの社長を継ぐ為に小学校から高校までをやり直す話。とっかかり自体は悪くないのだが、主人公のビリーのキャラがイライラするレベルでキモい。ちょい役でもインパクトを残すブシェミが印象的。長瀬智也主演のドラマ、マイボスマイヒーローを思い出した。

《あらすじ》
ビリー（アダム・サンドラー）は27歳になっても毎日飲んだぐれているバカ。ホテル王の父は跡継ぎを他の者にしようとするが、ビリーは小学校からやり直すことを条件に考え直させようとする・・・・。

冒頭、酔っ払ったビリーのハチャメチャぶりがほぼ精神障害者。やばい奴かと思ったら、シラフの時はただのバカだった。他の登場人物もデブとかイジメっ子などキモイ変人ばかり。ひたすら寒いを通り越して痛いギャグが飛び交う。間違いなく観る人を選ぶ作品だ。良かったのは女教師ヴェロニカ・ヴォーン（ブリジット・ウィルソン＝サンプラス）のエロっぽさだけ。
『アダム・サンドラーは ビリー・マジソン/一日一善』はアダム・サンドラーのギャグを好きな人ならば必見の小品としておく。

アダム・サンドラーでよくある「バカだけど純粋で良い奴」的な主人公。
他の作品もなんですがどうしてもこの設定って「器用な役者がバカを演じてる」感が出過ぎてて鼻につくんですよね。
ジム・キャリーもたまに同じこと感じます。

そんな感じで序盤中々ノレなかったですが、学校生活を通して小学生～高校生までの学友や先生が味方に着いてくるのは中々楽しく、ぶっ飛んだ設定ながら主人公の成長も描かれていてなんだかんだ結構楽しめました。

おしっこ漏らした同級生を庇う下りは「世紀末リーダー伝たけし」という漫画を思い出しました。このネタって何が初出なんだろう。