あんびー

悪い子バビー/アブノーマルのあんびーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

母親から抑圧され続けたバビーが外の世界に出るも受けた言葉を反復したり適応できず再び中に閉じこもる冒頭から前半までで終わることもできたのに、外の世界がパパと名乗るバビーに順応し熱狂していく後半はゾッとすると共に説明が難しい爽快感がある。

前半はバビーの聴覚や視覚に合わせてカメラがゆらゆら動いたりノイズ混じりの音響が差し込まれたりして、抑圧された世界から外の世界に出たバビーの感覚を追体験できる。それが後半になると彼を客観的に俯瞰しカリスマ性を持った化け物に変貌していく。この後半やラストもバビーの妄想だったのでは…とも考えてしまう。
あんびー

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