taka

悪い子バビー/アブノーマルのtakaのレビュー・感想・評価

4.5
アブノーマル(もう一つの邦題)でAnarchyな作品!
BBBB(バッドボーイバビーブルース)は超ゴキゲンだったけどCatとGは・・・
更に宗教ABCD...と続くアルファベット映画でもありました笑

話が動くまでの導入が長いのは35年分の重みの表れか
絵面は汚いが、音と光と画作りがハイセンスでひと時も目が離せない
集音は耳のマイクからのバイノーラル録音という徹底ぶりでそれを隠す髪型もインパクト大!

初めて触れる外の世界の反応は同じく外界を知らなかった庭師の映画「チャンス」を彷彿
(その後の展開は「オアシス」と書いてる方もいて納得)
真っ直ぐでピュアなバビーは相手の真似をしたり知ってる単語を繰り返すが強烈な言葉ばかりw
あらゆるタブーが詰まっている的謳い文句に偽りは無くそれらをバビーと共に体験する



工場の音や様々な音楽が時折大音量で迫ってきて興味を引く
音楽映画と言えるくらい多彩かつエネルギッシュで未使用楽曲も気になるところ

母の面影を求めて豊満な女性を好むバビー
エンジェルがチャーミングで何かに目覚めそうw
そのエンジェルとは印刷屋さんでニアミスしてた⁉︎

やはり最後の一文にホッとするし、神を存在を否定し宗教と戦争の結びつきを説くシーンはタイムリーで胸に刺さる
taka

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