このレビューはネタバレを含みます
良い人も悪い人も出てくる。が、バビーは善悪がわからないので、その扱いが不当か正当かも判らない。
悪い人と同じくらい、良い人(親切な人)も出てくるの、印象的。
ねこ死ぬの無理すぎる。初めの地獄から後半の学び→愛を知るの怒涛の流れが高速すぎて、温度差で風邪引く。
初めの方の、良いも悪いもわからない無垢な子どもという視点を、映像で表現するのが上手い。
バンドメンバーが喧嘩し始めた時に、1メンバーがやさしさからヘッドホンをつけてくれるシーン。最後の晩餐のような、光と手の表現。人々の喧騒と、音楽と。魅了されるバビー。
音楽は、訳が分からなくてもなんだか楽しくなったりできる。それって凄い。バビーを導いたのは毎回音楽だった。進む方向をくれたのは音楽。音楽は祈り。
キリスト教をモチーフとして真ん中に据えているが、この扱いもとても良い。