松岡茉優

突然の花婿の松岡茉優のレビュー・感想・評価

突然の花婿(1952年製作の映画)
5.0
最高過ぎ。面白すぎて泣く。結婚した妻の母親が毒親だった話+実家が都市の再開発で潰れそうになる話というかなり重いテーマを異常に早いテンポと身体を張ったボケで描いていくことでめちゃくちゃ面白いコメディになってる。木や階段から落ちたり、ガキを蹴り倒したり、めちゃくちゃ強い力で叩いてくる妻の親戚がいたり、勢いよく開いたドアで気絶したりとやりたい放題やってて最高。狭い家の中で大勢いる親戚をすり抜けて2人きりになれる場所を探すときのシークエンスあの画面の豊かさよ。友達の家を借りて結婚相手を迎え入れるときの反復で号泣する。軍人に対しておもちゃの銃で射撃しまくるというかなりブラックなギャグも大好き。映画に出てくるガキは基本嫌いだけどこの映画のガキは大好き。ダグラス・サークのコメディ最高。
松岡茉優

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