ロンビュー

旅情のロンビューのレビュー・感想・評価

旅情(1955年製作の映画)
3.0
本当にそれでいいのかキャサリンヘップバーン。

普通の情事では無く旅行の中での情事である旅情。原題がサマータイムなのでアバンチュール的なことでしょうか。イタリア男の素敵さに思わず流されたような展開に。本当にそれでいいのか。ですが、情熱の国ではそれもいいでしょう。

サン・マルコ広場で鐘楼の音と共に往来する鳥たちを俯瞰で撮るのは当時としては偶然としか言いようがないのではないのでしょうか。ベニスの奇跡。

水の都であるヴェネツィアの風景が映し出されていて、楽しめました。

デヴィッドリーン監督は『逢びき』と今作で恋愛モノ(それも情事)をしていますが、ここから『戦場にかける橋』へと一気にジャンルをまたぐのがすごい。
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