光

スパイダー・パニック!2012の光のレビュー・感想・評価

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異常繁殖した巨大蜘蛛との戦いを描いたモンスター・パニック映画。
これはおもしろくない作品だったかな。
登場する蜘蛛はヒヨケムシという種類の虫で中東に実在するらしいです。
それがなぜか巨大化して、なぜか大繁殖して人々に襲いかかるという設定なのですが、肝心の巨大化・大繁殖の理由が一切触れられない。
設定の根幹部分が謎で片付けられるという致命的欠陥。
気になって夜も眠れます。
しかし本当の問題は、ストーリーに驚くほど内容が無いことだと思う。
町のいろんな場所で人々が襲われる映像が流され、まるで群像劇のような構成となっています。
言うなれば襲われる・死ぬ・逃げるの3パターンの映像集の組み合わせだけというダメなモンスター映画の構成。
見所を探すのが困難なレベルです。
蜘蛛に襲われる人も善戦することなく呆気なく死に過ぎだし、蜘蛛も攻撃方法が噛みつきだけというバリエーションの無さ。
蜘蛛・血しぶき・銃撃と貴重パーツがオールCGで安っぽいクオリティが見え見えなのがツラい。
結末もいつものアレな終わり方だし。
これを観るくらいなら本物のヒヨケムシの画像をネットで検索して見たほうがよっぽど怖いものが見れますよ!
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