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わが谷は緑なりきのRyoSのレビュー・感想・評価

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)
3.4
the 名作という作品だった。炭鉱町での少年時代、隣町の学校で田舎者だと馬鹿にされたり、ストライキで揉めたり...一つの村がまるで大家族のようで、良くも悪くも地域のコミュニティーがとても強いのがよく表れている。ストに反対する人に冷たく当たる一方で、結婚式は村全体で祝ったり。たとえ村人から冷遇されても、それに立ち向かっていく応援したくなるようなあるあるストーリーではなく、それをやや客観的に見つめる視点から描かれていたのもいい。牧師さんもいい感じに村の頼れる存在であった。ラストは白黒なのに緑な感じがした。
ただ、モーリンオハラが、父が死にそうな場面でのんきに牧師を見つめているのはいかかがなものかと思った。
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