Haruki

わが谷は緑なりきのHarukiのレビュー・感想・評価

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)
4.2
19世紀末、ウェールズの炭鉱町に暮らすある一家の姿を描いたヒューマンドラマ。

父、母、兄たち、姉、そして故郷。

自分を育ててくれたものへの追憶と愛を通して、産業革命がもたらした光と影、そして困難な状況においても守られる人間の愛と善意を描く。

労働者の悲哀、家族の絆、叶わぬ愛。
さまざまな要素が組み合わさりながら、破綻せず、小さな一家の確かな叙事詩に仕上がっている。

ヒューと牧師の友情がいい。

キャスト陣の演技は力強く魅力的。
特に父を演じたドナルド•クリスプ、母を演じたサラ•オールグッド、そして牧師を演じたウォルター•ピジョン。

映像も美しいし、音楽も印象的。
Haruki

Haruki