19世紀末、ウェールズの炭鉱町に暮らすある一家の姿を描いたヒューマンドラマ。
父、母、兄たち、姉、そして故郷。
自分を育ててくれたものへの追憶と愛を通して、産業革命がもたらした光と影、そして困難な状況においても守られる人間の愛と善意を描く。
労働者の悲哀、家族の絆、叶わぬ愛。
さまざまな要素が組み合わさりながら、破綻せず、小さな一家の確かな叙事詩に仕上がっている。
ヒューと牧師の友情がいい。
キャスト陣の演技は力強く魅力的。
特に父を演じたドナルド•クリスプ、母を演じたサラ•オールグッド、そして牧師を演じたウォルター•ピジョン。
映像も美しいし、音楽も印象的。