時は200X年。TVプロデューサー・ジェシカは視聴率アップのため死刑囚デニスの公開処刑を企画する。
人の死がマスゴミによって弄ばれるのは現実の世界でも同じ気がする。
「処刑というものは、昔は公然の前で行っていたのよ」という台詞もひどい皮肉だ。
テーマそのものは悪くないのだが、次第に浮かび上がる死刑囚デニスは無罪なのでは?という要素が活かせておらず、とっちらかった印象を受ける。
正直なところショーン・ヤングが自分のエゴのために苛まされ、野太い声で「No~~~!!」と阿鼻叫喚するシーンしか記憶に残らない。