とにかく好きな演者が多くてワクワク。
ビクトリア朝時代のロンドンの雑踏の感じがよく出ていた。
ディケンズの作品らしい変わった人がたくさん出てくるが、「デイビッド・コパフィールド」とか、「クリスマス・キャロル」など比べると暗い話で見ていて辛くなる場面も…
ニコラスが最初に勤める学校がとにかく酷い。
ニコラス役は若くてキラキラな金髪をなびかせてるチャーリー・ハナム。世間知らずだが正義感が強く父亡き後、一家を背負って頑張る。華がある人だなぁ。「ジェントルメン」も良かったし、もっと活躍して欲しい!
ニコラスの妹がロモーラ・ガライ。芯の強い女性。
学校の寄宿舎で下働きをさせられてたスマイクにジェイミー・ベル。ニコラスとの絆が尊い。後にニコラスとの関係が明らかに…
途中からニコラスそっちのけでスマイクの幸せだけを祈る様に見てしまった。私にとってはスマイクが主役みたいだった。
父の介護をしながらひっそりと生きる娘、アン・ハサウェイ。予想より終盤からの出演。
他にもティモシー・スポールやクリストファー・プラマー、アラン・カミング、ジム・ブロードベントと名優が出演。
ディケンズの登場人物は、かなり誇張されているけどこんな人居るよなぁと思わせる。ディケンズ自身が子供時代苦労して人を見る目を養ったからだろうな。