西武開拓時代の伝説上の英雄
ペコス・ビル(早撃ち2丁拳銃カウボーイ)
ポール・バニヤン(青い牛を連れた木こりの大男)
ジョン・ヘンリー(機械との鉄道釘打ち 対決で勝ったハンマー男)
の三人が揃い踏みする、西部劇版アベンジャーズ…みたいな。
でも、この三人…みんなおっさんでキャラクターも魅力ないし、アクションなんかもほぼ楽しめません。
ストーリーは、鉄道建設の為、土地を狙われた家の男の子が、土地の権利書を持って逃げるのを、この三人が助けてくれる…みたいな。
もちろん頑張って土地は守るのだけど、結局この後、近代化の波にやられていってしまう方たちなのだと歴史的にわかってしまうので、なんかね…見ていて虚しくもなる。
設定的にもっと面白くもできたんじゃないかと思わせる、微妙な作品。
ちなみにペコス・ビルも、ポール・バニヤンも、ジョン・ヘンリーも、それぞれ別の作品でディズニーが短編やら中編やらでアニメ化しているキャラクターです。
この映画が作られたのは95年で『ポカホンタス』と一緒なのですが、この時期ディズニーはアメリカをテーマにしたパークを作ろうとしていたそうなので、制作意図として、そのあたりとの関連も気になります。
結局そのテーマパークは、反対の声が多く作られなかった黒歴史だそうですが。