どぅーむがい

クラス・オブ・1999-IIのどぅーむがいのレビュー・感想・評価

クラス・オブ・1999-II(1993年製作の映画)
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文字通り熱血教師が血をもって更生させようと奮闘するバトルもの。今回は生徒が主役ではなく教師サイドに視点を変えている。本作でも生徒と教師が銃弾でコミュニケーションを取る素敵な場面が多め。

前作と同じく生徒たちはしっかり学校にもくるし、課外授業も元気よく楽しんでいるが制服が囚人服なのが面白すぎる。今回もどうしようもない生徒たちは抹殺対象なんだけど、生徒たちが殺される度にスローになって「授業はこれで終わり」「居残りだ」と決め台詞とドヤ顔を決める。めちゃくちゃツッコミどころで面白いんだけど、前作と比べてクールなビジュアルとシリアスさを求めすぎたせいか全体的に中途半端で微妙な作品。荒れてる学校行きまくって落ちこぼれ生徒を殺しまくってる設定はかなり良い。やはり今も昔も暴力でしか解決できないことが山ほどあるのだ。

予算不足もしくは用意ができなかったのか熱血ロボ教師と思いきや、自分を戦闘アンドロイドと思い込み精神を病んだ空回り教師であるというオチにはガッカリ。だけどツッコミながら観るととてつもなく楽しめるし、教師をブチギレさせたらあかんという意味で学校の教材ビデオにした方がいい。

マニアックかもだけどキャリコという銃が割と活躍する映画。あの独特な形がかなり気に入っているので本作でまさかここまで見せ場が用意されてるなんて思ってなかった。
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