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歌う大捜査線のBACのネタバレレビュー・内容・結末

歌う大捜査線(2003年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・ジャケットの画の感じから、昔の犯罪映画を
現代的にもじった作品かと思ったら全然違った。
もうちょっと内容を反映したものに出来なかったかと思うよ。

・こんなだから、最初は「嫌な感じに才走った映画か?」と反感すら感じたけど、次第に目を離せなくなった。

・「慢性の病気はうまい隠れ家だ。
  ねじ曲がった心をのさばらせておける」

この指摘に、心が「あ痛たたたたた」状態になった。
過去に重度のアトピーだったこともあるし、
病気以外でも、ストレスがかかって気持ちが内に籠り、心が疑心暗鬼と攻撃的な状態になったことがある自分としては、主人公ダークの状態は他人事じゃなかった。外部に発散することはなかったけども、同じようなことだ。

・自分には忘れられない作品になったけど
さすがに誰にでもお勧めは出来ないな。

・この大変な役をRDJ がほんとによく演ってる。
彼の演技力+スター力が無ければ観るの辛かったと思う。

・奥さん役のロビン・ライト・ペンいいな。
この人がダークを見放さなかったのが救いだよ。

・音声解説を聴くと、監督依頼は撮影の12日前とか。
それにしては良くやったとも言えるけど
準備期間がきちんとあれば、もっと良くなっていたのでは...とも思う。この感じ「ハン・ソロ」を思い出す。

・マゾ気混じりな皮膚病の表さやら、受難からの復帰やら、メル・ギブソン好きそうな話だなと思って、同じく音声解説聴いたら、映画化に動いたのはギブソンだったのね。ああやっぱり、という感じ。

・本作の脚本家、スティーブ・マーチンの「ペニーズ・フロム・ヘブン」も書いてるのか。これは観たいな。でも海外版DVDしかないみたいだ。
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