制服警官のダニー・フィッシャーはFBIが血眼になって逮捕しようとしていたマイルズ・ジャクソンを執拗な追跡にて追い詰め見事逮捕に漕ぎ着ける。しかしその過程で彼の大切な女性を死なせてしまうのだった。
１年後、その事件を機に刑事に昇進していたダニーの下に脱獄したマイルズから電話が掛かってくる。彼が言うにゃ、愛する妻のモリーの命を助けたくば１２ラウンド制のゲームをしようとかなんとか。街中を巻き込むノンストップアクションが幕を開ける...
あれだけの仕掛けを一体全体どうやって？とか、独りじゃ（２人でも）無理だろうなとか、そもそも回りくどすぎないか？とか、そんなんどうでもよくて、
ラウンド制で絶対にタイムリミットが存在し否応なしにそれが訪れ、また作品の性質上確実に最終ラウンドまで行かなければならない、主人公にとっては考える暇が与えられないノンストップゲームでありながら、鑑賞者にしてみたら全く考える必要性を感じさせない、ただただぼぉ～っと眺めているだけで全てが結びつき紐解かれていくとてもとても気持ちの良いド派手なノンストップアクションを堪能せよ。
「スピード」(1994)...「ダイ・ハード3」(1995)...
