ゴルフに熱中しているキートンが服を脱走囚と交換させられ囚人と間違われしかも収容された当日に処刑されそうになるも回避し、そして逃げるため刑務官の服を奪うとなぜか刑務官になり大脱走を目論む囚人と対峙するというあまりにも非現実的すぎる展開が『3-4x10月』のように淡々と進んでいき唖然とするがオチで納得。でもそんな無茶苦茶さが面白い。
水中にもぐったりするのは序の口で、漫画キャラでしか見たことがないようなゴルフの空振りや絞首されそうになるもロープが長く緩んでいるため上下にビヨンビヨンと跳ねたりと人間離れしたギャグ動作を体当たりで演じているのも魅力的。そしてラストでの武器を使った超絶的なアクションはキン・フーを先取りしていると言ったら大袈裟か。
でもこれほど波乱に満ちた物語なのにやはりキートンは無表情。