1973年製作のゾンビ映画。
とにかく始終、冷え切った雰囲気の映像が連なる。これはストーリーというよりも映像を感じるべき物語。
物凄く静かなゾンビ。オエオエ〜とかヨタヨタ歩かない。というか見た目は怪しいんだけど行動の素早さは人間と変わらない。そして無言で人を襲う。謎に怖い。
ただ、その中でも映像美というか、大々的なシーン毎に焦点を当てると垣間見える構成の美しさがある。
ジワジワと迫り、ジッとこちらを見て突然襲う。直接的なグロシーンはさほど無いのにヒヤリとする恐怖があり、救いようがなく、逃げられない。
最後の映画館のシーンが一番不気味。なのに美しくも見えるとはどういう事だろうか？
