いめーじ

アホリックスのいめーじのレビュー・感想・評価

アホリックス(2005年製作の映画)
2.0
マトリックスのゴミパロディ映画!
なぜか時々ファイトクラブ。
アホリックスとか酷い邦題のセンスだ…原題だったら逆に観る気にもならないだろうけど。
そのアホリックスってのは額に塗ると超人的パワーを得られるモノの名前。完全にヤク。

広大なスケールで哲学が散りばめられた知的なマトリックスとは対局を行く内容で、おなじみである緑色の数字の配列から始まったかと思えばロトの当選番号だったりするしおっぱいはよく出るしキャラの個性がほぼ下ネタでできているお下劣極まりない出来。
キャストはマトリックスと超微妙に似ているから入り込みやすかった。でもエージェントのほうがキアヌ似じゃんと思ったのは俺だけじゃないはず。
とにかくギャグセンスがずば抜けておもしろくない上にテンポも悪い。
とはいえ、エージェントが次はないだろと思ってもしつこく部屋を覗いてくるシーンと2色のクマさんグミの選択肢を与える偽モーフィアスとファイトクラブネタの雰囲気には笑った。
おままごとアクションは演出だけなら忠実に作られていて頑張りが見えます。

吹き替えにはザ・たっちが出てくる。
「ちょっと!ちょっとちょっと」とかネタを繰り出してくるのだが、吹き替えはそれに限らず全体のほとんどがアドリブなんだろうなってほど字幕との差がやばかった。

元ネタを知っていて尚且つパロディを許せる人なら観ている間は地獄とまではいかないんじゃないでしょうか。