伝説と称される競走馬セクレタリアトと、それを育てた周りの人間たちの物語。
競走馬の映画といえば「シービスケット」という傑作があるが、果たしてそれに近づけるのか。
馬体の赤毛からビッグ・レッドの異名を持つ馬。
それほどまでに速く強いからこそだが、レースの三冠を目指して進んでいく。
馬にしゃべらせるわけにはいかないので、当然それに関わるオーナーや調教師に騎手などのドラマがある。
しかし心に入ってこないというか、浅いというか。
製作がディズニーなのでただ流れに乗っているだけの印象を受ける。
セクレタリアトにしても急に強くなった感があり、調教のシーンなどほとんどない。
ダイアン・レインにマルコヴィッチなど、役者陣もそろえたわりに機能していなかった。
レースシーンはそれなりに興奮できるが、最後のレースの意外な結果。
本当にこんなレースあったのか?と思ったら、なんと実際のレースらしく今じゃ絶対に有り得ない内容だ。