面白かった！！
汚職、ギャングとの癒着が日常のリオの警察の中で、麻薬組織を文字通り叩き潰すための特殊部隊のボッピ。
過酷な任務に疲れた大尉と、
その後任になろうとする新米の二人の警官の話。
B級なノリのドンパチありきの映画を想像して行ったら、むしろぶ厚い社会派？だった。
前半が少し長過ぎる。そのせいで話が余計に複雑に見えて勿体無い。
それでも本題に入ってからの、広げた風呂敷の回収の仕方は骨太で見応え大アリ。
感動ではなく感心。
スラムでのギャング掃討作戦は、殺されてはいけない、殺す事、がルール。
背を向けて逃げていくギャングの身体のど真ん中に容赦無く弾丸を叩き込む。
こんな日常、そりゃ疲れるわ。。
警察、スラム、裕福な家に育った呑気な大学生たちのカタギの世界、
それぞれ越えてはいけない「境界」を保って危ういバランスで成り立っている。
マチアスは、「あっち」側に行ってしまったんだと思う。
映画としてはラストだけど、この後疲れる日々が続くんだろな。。。はぁ…
この映画を見たら、ブラジルには絶対行きたくないと思ってしまうかも…。
