ポール・トーマス・アンダーソン監督の長編デビュー作。この時点でもうすでに撮り方が上手くて上品。
ストーリーに動きが少なく、若干退屈ではあるものの、観終わったときに「良い映画を観た」という気分にさせてくれる。
ジョン・C・ライリーの演じるダメ男に愛嬌が満載。ポール・トーマス・アンダーソンは本当にダメ人間を描くのが上手い監督だと思う。
フレンチノワールが元ネタらしいが、スコセッシやコーエン兄弟の作品に通ずるアメリカ映画的なシュールさがある。
キャラクターの愛嬌といい、絶妙な緩さといい、個人的にかなり好みの作品👍