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ブーリン家の姉妹のMのネタバレレビュー・内容・結末

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アンとメアリーの性格対比が絶妙で良かったし、何より美術設計が良き。加えて若かりし頃のベネディクト・カンバーバッチとエディ・レッドメインが出ていたのが嬉しすぎる(性格は真反対だが)。はてさてどうしてアンのような女は男が自分に対して他の女同様の仕打ちをする可能性を考えないのかしら。美貌と策略で他とは違うと思っていたのでしょうが…。メアリーが最後まで優しく謙虚な女であり、その美徳を持ってして最後の結末を迎えたのはキリスト教的道徳な感じがするが。彼女がメアリーに固執したのは、姉の魅力を最大限認め、仕方ないから、と思い込む事が必要だったのかしらとも。この辺の掘り下げも見たいが、映画のテンポとしては非常に満足だった。
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