いかえもん

ブーリン家の姉妹のいかえもんのレビュー・感想・評価

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)
4.0
前々からクリップしてあった作品。歴史ものは気合いると思ってたけど、これはあっという間にお話に引き込まれて最後まで非常に興味深く観ました。

スカヨハ姉さんが、パドメ・アミダラこと、ナタリー・ポートマンの妹君。勝ち気で美しい野心家の姉アンの影で、ひっそりと小さな幸せを大事に生きている妹メアリー。この姉妹は田舎のそんなに裕福でもない一家。この一家が一獲千金を夢見て、男の子ができないヘンリー8世の側室になるべくアンを送り込もうとするが、王はすでに結婚していたメアリーに心惹かれてしまい、仲が良かった姉妹の人生が狂い始める…という実話をもとにしたお話。

歴史の影に女ありなんて言葉があったかどうか知らないけども、ヘンリー8世がどうもならんな、これ。色ボケしすぎでしょ。
メアリーには心開いていたのかと思いきや、母体維持のためにお部屋で療養となったら途端に熱が冷めるってなんだよそれ。

アンはちょっと男を手玉に取りすぎて、やりすぎちゃったなーと思う。もう最後はノイローゼになって大分おかしくなってしまってかわいそうにも思ったけど、自業自得ともいえる結末だった。かわいそうなのは弟くんだよね…。好きでもない女と結婚させられた挙句、こんな結末ってひどすぎる。親父の頬っぺた殴るくらいですむ問題ではない。

しかし、男の子を産むって、世界各国でめっちゃプレッシャーなんだなぁ。
私、世界史あんまり、いや世界史に限らず歴史苦手なのだけど、映画で見ると面白いなぁと思う。まあ、これがそのまんまと真に受けてはいかんのだろうけど。