ヴィターリー・カネフスキー監督
タイトルが魅力的映画ランキング、堂々の世界1位!
これはフィクションだが、人間が生きるドキュメンタリーをまじまじと観た気分、
ガリーアのワレルカへのビンタがあまりに強くてあまりに強かった。
どこか、大好きなサリンジャーの作品のようで、なんとなくトリュフォーやキアロスタミのような自然で真っ直ぐな目線がある。
生きるのに必死で、頭の中は自分のことばかり、今日と明日の境目さえも分からなくなる。
死への恐怖も忘れて、生きる美しさにも気づかずにいる、誰かにふと迷惑をかけたくなって、いつも身近にいた人はいつの間にやらいなくなった。
動けなくなったら、死ぬだけか、いやまた甦ればいい。
溢れんばかりの生命力、
不変なものは、変わらないものを変わらないままに過ごすには、
今日を今日として過ごすには、
動くな、死ね、甦れ!