バナバナ

ぼくたちの奉仕活動のバナバナのレビュー・感想・評価

ぼくたちの奉仕活動(2008年製作の映画)
4.0
ポール・ラッド主演のコメディ映画。

ダニーは何事にも厭世的で皮肉ばかり言う現実主義者。
エネジー・ドリンクを売り歩く営業の仕事にほとほと嫌気が差していたところへ、7年間同棲していた恋人から別れを告げられ、やけっぱちになって交通違反を起こしてしまう。

裁判所命令で150時間の奉仕活動をする事になったが、派遣先は「折れない翼」。
親が忙しくて構ってやれない子供たちの遊び相手にマンツーマンでなってやる、というボランティアセンターだった。

一緒に違反を犯した悪友のホイーラーの担当は、クレヨン新ちゃんの様なエロい事にしか興味のない10歳の黒人少年だし、ダニーの担当は中世ファンタジーオタクの中学生。
禁錮刑を免れる為に嫌々始めた二人だったが、自分の担当の子供と付き合ううちに責任感が生まれ、子供の育った環境を見て真剣に子供達と向き合い始める…といった話。

何事にも無関心、無感情だったダニーが、家族からも疎外されていた子供の良さに気付き、その子の親にも、有りのままの子供を認めて愛する様に体を張って示す姿を、説教がましくなく見せているので、後味がすごく良かった。
下ネタやオッパイがバンバン出てくるけど、家族でも見れる作品です。
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