シネフィルmonk

殺し屋とセールスマンのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

殺し屋とセールスマン(1973年製作の映画)
4.0
政治事件の重要参考人を暗殺するため裁判所向かいのホテル上階に宿をとった屈強な強面の殺し屋にリノ・ヴァンチュラ。たまたま隣室の自殺志願のサラリーマンを助けたことから思いもよらない事態に巻き込まれる…。

『Mr.レディ Mr.マダム』(78)、『奇人たちの晩餐会』(98)、『メルシィ! 人生』(00)などの喜劇を手掛けたヴェベール脚本をフレンチフィルム・ノワールの『殺られる』のモリナロが映画化。妻を他の男に奪われたセールスマンの自殺をたまたま助けたことから、いらぬ世話を焼かれて暗殺計画の足をことごとく引っ張られるブラックユーモアの効いた作品。ベルギー出身のシャンソン歌手ジャック・ブレルがワイシャツを売る平凡なサラリーマン役(音楽も担当)で、なにかと空回りをしてはヴァンチュラを混乱に陥れるのがクスクス笑えます🤣。
シネフィルmonk

シネフィルmonk