ゆみモン

みな殺しの霊歌のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

なんともやりきれない話。
恵まれた境遇の中年?女性を次々に殺害していく男。
何故そんな猟奇的連続殺人事件が起きるのかわからないまま、物語は進行していく。
途中で少しずつ明らかになっていく事実。
殺害された女性は、遊び仲間5人グループのメンバーであること。犯人は、過去にも殺人を犯し指名手配中であること。男の知り合いであるクリーニング店員の少年の自殺と関係があること…。

少年を凌辱した女性たちの行為は、卑劣極まりなく許されることではない。が、何故、家族でもなく最近知り合ったばかりのこの男が、残忍な復讐殺人に走るのか…理解し難い。

その中で、この男と、食堂の店員である若い女性・倍賞千恵子との交流が、一服の清涼剤のようである。