ロアー

このすばらしきせかいのロアーのレビュー・感想・評価

このすばらしきせかい(2006年製作の映画)
3.4
沖田修一監督初長編作品。
例のごとく、サンクスシアターの期限が今月いっぱいだったので慌てて観ました。

初長編からすでに安定のゆるっとした沖田修一ワールド。沖田監督の作品ってどれもなんだか独特の優しい時間が流れてますよね。

「歯垢を落としたら叔父さん、変われる気がする」

そんな謎台詞ですよ。
のらりくらりとしたむちゃくちゃなダメ人間の叔父さんを古館寛治さんが演じていて、まさにハマり役でしかありませんでした。

でもね、自殺まで追い込まれたんだったら、一回こんな風に何も考えずダメ人間になって、やりたいことだけやって自由に楽しく生きてみるのもアリだと思うんですよね。時には人生を休む時間も必要。
そんなことをまたっり感じる作品でした。
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