てるる

ダラパティ/踊るゴッドファーザーのてるるのレビュー・感想・評価

4.2
誰だこんな邦題つけたのは?!

産まれてすぐに捨てられたスーリヤは、貧しい者には優しく、悪党には容赦ない暴れん坊に成長。
恩人であるデーバラージとともに街の顔役になるが…。

ラジニ様主演のクライム映画。
とりあえずいつものコメディありのラジニ様映画かなーと軽い気持ちで観始めたら、いつもの感じと違って面食らった。

いつもの「SUPER STAR」ドーン!も無いし、オープニングから捨て子、そしてラジニ様が真顔で怒りの鉄拳で半殺しにしてるし、おかしいとは思ったんですよね。

ラジニ様もゴリゴリに人殺すし、腕もぶった斬るわ、指を吹き飛ばすわ。
警察も拷問するし、政治家も悪いやつ。
逆に言えば、これぞタミルのクライム映画!という趣。

ストーリーにしても、親子愛に兄弟愛、友情に恋、望まぬ結婚などが絡み合って、もうなんちゅう話や!
切なすぎるだろ!

でもスーリヤが親に捨てられたコンプレックスを話すときなんて、ラジニ様の演技も相まって泣ける😭

歌やダンスもあるけど、いつものようにド派手ではなく控えめ。
それでも合戦シーンなんかはお金かかってそう。

個人的にはクライム映画好きなのでラジニ様映画の中でも上位に入る面白さ。
だけど、いつものようにシュババッ!という効果音とともにポーズをキメてニヤリとするラジニ様が観たくもなった。
てるる

てるる