浅野公喜

WISHMASTER リダックスの浅野公喜のレビュー・感想・評価

WISHMASTER リダックス(2001年製作の映画)
3.0
簡単に言えば「アラジン」のジーニー邪悪版的悪魔が登場する、カラオケチェーン大手だったシダックスみたいな副題が付いたシリーズ三作目。二作目「WISHMASTER スーペリア」はVHSからDVDが主流になる少し前の99年という中途半端な時代に発売だったからかDVD化されてておらず未見(傑作「ヒドゥン」のジャック・ショルダー監督なので観たい!)。

そのジーニー邪悪版ジンは今回ショーン・コネリーの息子ジェイソン・コネリー演じる大学教授に憑依。ウェス・クレイヴンも携わった1作目のようなユニークなギミックで見せるド派手な大量殺戮は残念ながら今作では影も形もなく、特殊メイクも予算が減ったのか地味目に。主人公の女性の両親を事故で失った過去も特に展開には活かされてない上に危機的状況もスリルに欠け色々な要素が物足りない印象でした。それでも、大天使ミカエルを蘇らせるアイデア(大して活躍しませんが)、切断された手がヌルヌルと再生する所、ネズミの檻に顔を突っ込ませて顔をズタズタにする辺りはそれなりに良かったと言えます。
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