こっふん

SOMEWHEREのこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

SOMEWHERE(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年 67本目

俳優のジョニーは、無気力でつまらなさそうに贅沢な暮らしを送る。かなりの女好き。
娘のクレオとイタリアでの授賞式に参加する。
クレオをキャンプへ送る道中、多忙な両親と会えない寂しさから彼女は泣き出してしまう。
キャンプへ出発するクレオを見送ったジョニーは、帰りのヘリで涙を流す。
ホテルへ戻り、前妻のレイラに俺は空っぽの男だと泣きながら電話をかける。
翌日ジョニーは自分でパスタを作り、ホテルをチェックアウトする。
ジョニーは愛車のフェラーリを郊外まで走らせ、路肩に残し、歩き出す。

・作中のユーモアがめちゃくちゃ好き。ポールダンサー呼んでるのにうとうとする。共演女優との写真撮影で身長盛るための台。されるがままに顔の型取られる。男性マッサージ師。授賞式で突然始まるダンスに困惑。
・Wiiスポーツ懐かしい。
・フェラーリがジョニーの空っぽさを暗示してると思った。オープニングではフェラーリでただぐるぐる周回する映像が流れ、最後は変わることを決意し、フェラーリから降りて歩き出す。
・改心して、まず自炊することから始めるのがなんかグッとくる。めちゃくちゃパスタの量ミスってるのもいい。
・BGMも少なく、スローな雰囲気がめちゃくちゃいい。アングル固定で長回しするシーンめっちゃ好き。ロスト・イン・トランスレーションでも同じようなレビューを書いていたので、ソフィア・コッポラ作品は自分に合っているかもしれない。
こっふん

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