有名ハリウッドスターの静かな孤独と再生ってとこかな…
黒のフェラーリがサーキットコースを回るのを4回映すだけのオープニングから、あぁ、多分こういう映画なんだね…とちょっと覚悟した。
やっぱりそう言う映画だった。
ハリウッドスターの孤独な日々ってほんとあんな感じなのかも…ってちょっと思った。
スティーヴ・ドーフ演じるジョニーは、一見して男前だけど冴えない。なにが彼をスター俳優に押し上げたのか分からない。エージェントからああしろこうしろと言われるままに行動し、自主性すら感じられないほどただその時を生きている。
そんな彼には、離婚した妻との間に10代の娘クレオがいて定期的に会えるけれど、彼女にとってもその日はまるでルーティンのよう。
そんなある日突然妻から娘を預かることになり…
娘役をエル・ファニングが演じてて、もーほんと天使。
彼女と過ごす時間は、そこに彼女がいるだけで特別でキラキラする。
それは、とってみ良くわかるけど、なんせ彼は大スターで、何不自由ない。それに加えて特に他に何が起こると言うのもないし、娘が反抗期で…みたいな摩擦もないし、ただただ、そんな愛しい娘との優しい時間が空っぽで乾いたハリウッドスターの心を癒していくと言う作品…
共感できるかと言われると…そうですか…と言う気分であった。
しかし、それをずっと飽きることはなかったので、それはソフィア・コッポラだからなのかな…
分からんが…
まぁ、言いたいことは良くわかるけど、自分には合わなかった。