皐月

SOMEWHEREの皐月のネタバレレビュー・内容・結末

SOMEWHERE(2010年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

映画スターのジョニーの日々でありながらゆったりとした雰囲気が伝わってきてそれが不思議だった
特殊メイクシーンやスターとのツーショットシーンなどありつつも
ホテル暮らしの華やかさや映画スターのお仕事
一見すると誰もが憧れるかのようで...

元妻レイラとの娘クレオと過ごす日々がジョニーにとって気を許せてただただ愛おしく感じるものがあったんだなと伝わってきた
一緒にゲームをして遊んだり、ベッドでジェラート食べたり、クレオが作ったエッグベネディクトを食べたり、プールで逆立ちしてる娘を見たり

クレオを過ごす日々で一緒に楽しんだり何かを共有してジョニーも満たされたからこそ
元妻レイラにクレオと過ごして
ジョニーは忙しいからと母を求める娘を見て空港でクレオと離れてしまうけど
空っぽだと感じたのは満たされたからよりそう感じたんだと思う

映画スターとしてお仕事をして華やかな暮らしをするよりも
ジョニーが求めるものは誰かと気を許し共有して笑いあえるような生活だったんだなぁと
だから、元妻に空っぽだと弱音を吐いたんじゃないかなぁと感じた

ジョニーは空っぽだと感じれる心があるからこそ
この後自分を満たせる何かを求め探すのかなと感じつつ
それは、人と人の絆なのだと感じた


しかし、私が観てきたエル・ファニングの作品はどこか闇を抱えていたり憂いを帯びた表情をしていて
それも、魅力的なのだったけれども

SOMEWHEREを観て少女性を感じさせて笑顔が魅力的な演技もとっても魅力的で
そんな、笑顔が魅力的なエル・ファニングの作品をもっと観たいと感じた

ソフィアコッポラの作品のビガイルド 欲望のめざめとは対照的な魅力を感じつつも
笑顔を見たい!
と、感じれてSOMEWHEREを観れて良かったなと思った

夏に観るのがピッタリな作品だと感じました
皐月

皐月