まめだいふく

デモリショニストのまめだいふくのレビュー・感想・評価

デモリショニスト(1996年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『デモリッショニスト』 LDで鑑賞。
 1996年 アメリカ  SF、アクション   先客4名様

 舞台は西暦20XX年。殺人やレイプが横行する犯罪地下都市メトロシティ。そこに潜入捜査官としてやってきたアリッサ。彼女が追うのは極悪犯罪者であるマッド・ドッグ。アリッサは彼に近づくことには成功したのだが、正体を見破られてしまい、彼女の相棒であり恋人でもある刑事と共に瀕死の重傷を負わされてしまう。
 そんな虫の息の彼女を救ったのはクロウリーという名の博士。博士は彼女にとある処置を施す。それはバイオ強化プロテイン溶液を血液の代わりに体内に取り込むことにより、死んだ細胞をよみがえらせるというものだった。これは『ラザロ計画』と名付けられており、これによってアリッサは事実上不死の肉体を得たことになる。
 こうしてアリッサは復活したが、恋人は植物人間のまま、目覚める見込みは皆無であった。アリッサは復讐のためにマッド・ドッグを追う。

 女性版ロボコップのようなものを撮りたかったのかな? という感じ。
 ほぼ不死の体となったと言っても、実はこのプロテインは毎日摂取しないといけないので、摂取するために必ず博士のラボに帰らなければ、結局死んでしまう。燃費はよくなさそうである。
 舞台となっているのは地下都市らしいのだが、どこをどう見ても地下とは思えない。ストーリー上、別に地下である必要もないし、なぜ地下都市という設定にする必要があったのか。
 そしてなんといっても最大のツッコミどころは、アリッサが乗るバイク。このバイク、彼女の体重を記録し、誤差がプラスマイナス2㎏で停止するのだ。一瞬、超高性能と思ってしまうが、よくよく考えるとこんな厄介なことはない。武器を多く持って行くとかできないし、それ以前に体型維持が大変だ。そしてどうやらこのバイク、アリッサかどうかを認識するのは彼女の体重のみらしいので、アリッサと同じ体重の他人でも乗れるってことだ。おいおい、せめて指紋認証システムくらいは搭載しろよ。
 だがしかし、このバイクのツッコミどころはこれだけではない。何と自爆装置付きなのである。しかもカウント5から始まって2で爆発するというとんでもない仕様。誰が作ったんだこのバイク。

 なんだかバイクの話ばかりになってしまったが、とりあえず若い女性がマシンガンを撃ちまくって悪党どもを懲らしめるという、難しいことなんか何も考えなくていい単純明快なアクションでありました。

 「私のお墓に白いバラはある?」
まめだいふく

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