キミシマユウキ

ファニー・ピープル/素敵な人生の終り方のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.4
売れっ子コメディアンのジョージはある日突然自分が病に蝕まれ寿命があと僅かだと宣告されて……

『40歳の童貞男』『無ケーカクの命中男』
!!ジャド・アパトー監督!!
によるコメディドラマ。
アパトーギャングとセス・ローゲンが大好きなので鑑賞。


残り僅かな余命であなたは何をする?


余命僅かな男が残りの人生で何をするか。
そんな一見重めの題材の物語でもジャド・アパトーに掛かれば面白くなってしまう。
人気コメディアンがやり残したこととは?
彼に憧れる若きコメディアンと共に答えを探していく。
スタンダップ・コメディの舞台裏も覗けて、きっと若い頃のジャド・アパトー自身の物語を投影してるんだなぁと良くわかる。
面白いんだけどリアリティ重視でやっぱり少し地味で展開に派手さが足りないのも監督の持ち味かな?

主演はアダム・サンドラー。
監督とは若い頃ルームシェアするくらいの仲らしく、オープニングではその頃の映像まで観れちゃうぞ。人気絶頂のコメディアンなんてまんま彼自身なので演技する必要もなかったでしょう(笑)
若きコメディアンにセス・ローゲン。
オナラとオナニーのネタしか言えない設定と謎のもみあげに若さを感じるがやっぱりセス良いですね。彼のために見たかいがあった。
あとはいつも通り?ジャド・アパトーの奥さんレスリーマンや常連ジョナヒルや最近売れてる女優オーブリープラザなんかが出演していた。

アパトー作品はいつも派手さがないけどリアルでホッコリできるので楽しい。
21世紀のコメディを語るのにアパトーギャングの存在は欠かせない!

コメディ好き、アパトーギャングのファン、そしてセス・ローゲンのもみ上げが気になる方にはオススメの作品。