ドルフィンキック

秘法・睡拳のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

秘法・睡拳(1979年製作の映画)
3.9
昔、テレビで、放送されたカンフー映画。

録画したものを、数え切れ合ないほど、見ました。

過去に、「秘宝・睡拳」と言う題名(タイトル)で、ビデオ(VHS)化されたことがあります。

酔拳の亜流作品としては、かなり面白いと思います。

ストーリーは、至って、シンプルで、簡単に、言うと、主役のレオン・カーヤンがひょんなことから、黄一龍少年と出会い、そして、その二人が「蛇拳」、「酔拳」で、お馴染みのユエン・シャオティエンに出会って、師匠のもとで、修行を積んで、強くなり、悪い奴をやっつけるお話。

本作の主役のレオン・カーヤンは、脇役としては、面白い存在なんですが、主役としては、どうかな?と思いましたが、手数の多さは圧倒的だし、睡拳や酔拳みたいな、女性の仙人みたいな拳法を駆使したユニークで、アイディア満載の拳法は、中々見応えがありました。
何せ、アクビをしながら、闘ってましたからね。
最後は、寝ていました(笑)。

そして、もう一人の主役と言える黄一龍少年の動きが物凄い!!!!!
体がめちゃくちゃ柔らかくて、まるで、中国雑技団みたい!!!!!
オープニングの演武シーン&劇中での神技の数々に、魅了されてしましした。
連続バク転、ヘッドスプリング、跳ね起き、倒立、連続エビ反り前方回転など、超人的なアクロバットの数々は、圧巻でした!!!!!
連続バク転のスピードに関しては、あのアクロバットの天才と呼ばれた、ユン・ピョウをはるかに凌いでいます。(個人的な意見ですが。)
この天才アクロバット少年がいたからこそ、本作は、大いに盛り上がりました。

ユエン爺さんも、随所に、ダブル(代役スタント)を使用していましたが、ご本人も、結構頑張っていました。

ハッピーエンディングで、ラストシーンは、微笑ましく思いました。
DVD化を熱望致します♪