ねぎおSTOPWAR

ザ・ブライド/花嫁はギャングスター IIのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

3.0
お話は前作の続きなんですが、でもこれだけ観てもまーまー付いていけるのかなと思います。

『花嫁はギャングスター』という邦題のサブタイトルで、主人公は志穂美悦子ばりのヤクザと何かのダブルなわけで。
今回は記憶喪失という韓国お得意の必殺技‼️
そして中華料理店の出前もちとして頑張るなか、対立する組織は同じと言う狭い世界!😆

映画って総合芸術ってよく言いますよね。
そもそも撮影、照明、プロダクションデザイン、音声収録、で編集にMAがあって、映されるもの側だと俳優や動物、CGの演技やアクション演出が絡み、重要な音楽効果と・・
何度も言ってますが😆、韓国映画の2010年以降はこれらのバランスが著しく向上しました。
一方残念ながら、韓国であっても今作の2003年あたりってまだ勢い重視が否めない。

前向きに言えば今作は黎明期韓国映画のあっぱれな製作をご覧あれ!なんですが・・

たまには本音言ってみます。


シビアに言えば”綺麗なのにヤクザのボス”っていうギャップと、記憶喪失で今は可愛くなっちゃってる!ってとこが重要だと思うんですが、怖いまんまなんですよね。怖いけど懸命に働いてるだけって言うか・・シン・ウンギョンさん。
また、冒頭もそうですが、アクション演出が、香港のワイヤーアクションを取り入れてはいおしまいになってる。これ以降はワイヤー使いながらも撮影と三位一体化した自由な韓国アクションが花開くわけですが、まだまだなんですよね。
ついでに言っちゃえば編集もコ・イムピョさん。大ベテランパク・コクチさんほど役者の感情に沿わないし、サンボムジェボム兄弟ほど安定せず、シン・ミンギョン女史のテンポには遥か届かず・・。

やっぱり総合芸術って噛み合わないと評価上がらないですよねー。
ちょこっとチャン・ツィイーさん出てきます。



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