爆裂BOX

ダークマン2の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ダークマン2(1994年製作の映画)
3.3
前作で死んだと思われたデュランが復活。武器ビジネスを独占する為に悪の科学者を脱獄させ、新型レーザーガンを開発する。デュランの復活を知ったペイトンは再び復讐に燃える…というストーリー。
サム・ライミが製作したダークヒーロー「ダークマン」の続編です。サム・ライミは製作総指揮で参加していますが、テレビ用映画になり、ペイトン役もリーアム・ニーソンから「ハムナプトラ」のイムホテップで有名なアーノルド・ヴォスルーに変わっています。
ペイトンは同様に人工皮膚の研究をしている科学者ブリンクマンとコンタクトをとるが、彼の研究所がある施設はデュラン一味の地上げにあっており、ブリンクマンは殺されてしまう。彼の妹ローリーもデュラン一味に狙われ、英トンはローリーを救いデュラン一味の企みを打ち砕くため立ち上がる!という内容です。
前作であんなにド派手にヘリごと爆発したデュランが杖が必要になったり、興奮したら発作が起きて薬が必要になったとはいえほぼ無傷で昏睡状態になって生きていたという設定にビックリ。まあ、ラリー・ドレイクは悪役として申し分なかったしまた使いたい気持ちはわかる。デュランが続投することで前作との世界観の繋がりも感じられますし。
やはりサム・ライミが監督じゃないから」、前作にあったケレン味がなくなって「オペラ座の怪人」にも通じる悲哀などもなくなりましたね。怒りの感情爆発させるシーンも減りましたし。
前作に引き続いて完璧な人工皮膚完成の為研究に没頭するペイトンは、同じ研究をする科学者ブリンクマンとコンタクトをとるも、彼が研究を行っている施設をレーザー銃ビジランテ開発場所として狙うディラン達に殺されてしまい、ディランの復活を知って怒り狂い復讐に乗り出していきます。
ブリンクマンの妹ローリーと特ダネ狙う女性リポーターが登場しますが、リポーターの方も美人だったけど、デュランの犯罪を暴こうつぃた為にアッサリ退場したのは残念。
デュランの新たな部下たちも前作ほどではないけど、それなりに悪い感じは出てたかな。新兵器開発の為に協力させる悪の天才科学者は如何にもコミック的な悪役で良かったですね。
終盤の工場の中で敵の顔に次々変装していく所は面白かったですね。前作の経験活かしか、同じ顔の部下がいるのを見たデュランがすぐさまペイトンだと気づいたり、誘き寄せたペイトンを一芝居打って捕える所も面白かった。レーザー銃「ビジランテ」喰らった人間が歪んで爆発する所も豪快で良かったですね。でも、アドレナリン過剰分泌による怪力を手錠引きちぎる所でしか使わなかったのは残念だったな。
ラストのデュランとの決着は、デュランが乗ったラジコン操作できるように改造した車を急発進させたり急バックさせたりとやけに楽しそうにもてあそんでてちょっとギャグ調でしたな。また、爆発させたけど今度は流石に蘇らないだろうな。
前作と比べると普通のヒーローアクション映画になった印象ですが、それでも楽しめる作品ではありました。