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サイコ・ウォード 封鎖病棟〜絶体絶命〜のYSKのレビュー・感想・評価

1.4
重犯罪者のための収容所として使われ人間兵器を作るための実験施設という噂も流れる、今は閉鎖され誰もいないはずの「ブラック・クリーク拘置所」で、噂の真相を映像におさめるためにドキュメンタリー映画の撮影クルーが訪れるも…というお話

2年前にその実験を施された犯罪者が、医師や看守たちを殺害し逃亡したことで封鎖されたのだなんていう説明はされるものの、2年も昔に封鎖された施設にやってきて今さら何を撮影できると思ったのでしょうか、もしかしてアホなんですかね?
と言いながらも当然のように当時の犯罪者が潜伏しており、撮影クルーたちは施設に閉じ込められ逃げ出すこともできず一人またひとりと命を落としていくわけですが、人里離れた山奥にそびえる収容所で水も食べ物もない環境にも関わらず、こいつは何のために潜伏していたのでしょうか、もしかしてアホなんですかね?
そして施設の内部を熟知している犯罪者くんですが、威厳も恐ろしさもどこかへおいてきてしまったかのような小太りのおっさんでしかありません、低予算なりにサイコパスみを出そうとしたのかマンカインドのようなマスクをかぶっていますが、もしかしたらただの小太りのおっさんをどうにか凶悪そうに見せるための苦肉の策なのかもしれません

そしてそんなおっさんが頑張って5人6人と拉致しては解体所に連れて行っては殺害するわけですが、血のりこそ山ほど使っていたもののもちろん殺すところを直接見せたりはしませんだって低予算だから
どういうわけだか殺人鬼が人を殺すたびに教会で懺悔していることがわかり、どういうわけだかその教会を壊すことになったものの、教会とは名ばかりの広間にロウソクを並べ拾った木材を重ね合わせただけの十字架が掲げてあったことは少し面白かったです

多分来週どころか明後日くらいには忘れていそうな作品ですが、演技の体たらくや映像の質感や字幕の滲み方がいかにもB級C級で嬉しくなりました
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