ジャッキーケン

復讐の絆 Revenge: A Love Storyのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

復讐の絆 Revenge: A Love Story(2010年製作の映画)
3.7
鬱映画オールナイト1本目

「ドリームホーム」と同じ会社が送る興奮度200%アクション鬱映画!

殺害される警官とその妻そして抜き取られた胎児、惨すぎる殺人にはしっかり意味があってそれを実行していく主人公が切なすぎる
主人公がやたら相手の背中を取るのが上手くてアクション映画風味
過度なバイオレンスそれ以上に過度な鬱展開

香港の田舎町の警官たちによる胸糞捏造、性欲のために事件内容を簡単に書き換える怠慢そしてレイプ、蒼井そらを見るだけで胸が痛む、主人公が置かれる最悪のシチュエーションには目も開けられない
ジェノマックは「ドリームホーム」にも出演している、恐らく内臓ドバァのあいつだろう
肉体耐久度高め、復讐心の塊、チョークスリーパー系の技が得意

恋人をレイプされ孕ませられたことの報復に一人また一人と主人公が報復をする復讐劇
「マッドマックス1」「パニッシャー」のようなダークヒーローを彷彿とさせ追い詰められた警官と主人公との韓国映画ばりの泥沼展開は息を飲む

胸糞の悪い報復劇、神話や聖書をメタファーにしたような悪魔と神とのやり取り、復讐はさらなる復讐を生む、ダークヒーロー映画としてこれは面白いと思った瞬間に最後にドカーンと殴られたような衝撃、一気に転落するから気分は最悪になるが演出に唸るし純粋に報復劇として面白い良作でした