Maoryu002

ワーズ&ミュージックのMaoryu002のレビュー・感想・評価

ワーズ&ミュージック(1948年製作の映画)
3.3
作曲家を目指すリチャード・ロジャース(トム・ドレイク)は作詞家ロレンツ・ハート(ミッキー・ルーニー)と出会い、彼らの曲は徐々に人気が出る。いつしか人気のコンビとなり、ロジャースは妻子にも恵まれるが、ハートは鬱病を患い体調を崩していく。

名コンビといえばロジャース&ハマースタインの印象が強いけど、こちらはその前のロジャース&ハートの物語だ。
この2人も “ブルー・ムーン” などなど、名曲を生み出している。

ただ、伝記ものとしては弱かったような。
ロジャースはほとんど傍観者だし、肝心のハートの不安定さや心情がほとんど描かれていない。
時代のせいだろうけど、同性愛には触れず、アルコール依存と鬱病についても伝わってくるものがなかった。

それよりも、華やかなゲストたちのパフォーマンスで追悼しようって趣旨なんだろう。
ジュディ・ガーランドとミッキー・ルーニーの競演に、ジューン・アリソン、レナ・ホーン、ジーン・ケリーとヴェラ=エレンのパフォーマンスも素晴らしかった。
ついでに劇中劇でグレタ・ガルボも。

デビュー間もない若きジャネット・リーにも注目だ。
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