うちむら

三人の名付親のうちむらのレビュー・感想・評価

三人の名付親(1948年製作の映画)
4.5
ストーリーもさることながら、映像の素晴らしさに惹かれる。それは冒頭からすでに感じ、途中砂漠を馬で駆けるシーン、砂嵐のシーン、日光の強さ、煙……などなどラストまできっちりと散在していた。映像にかける強い心意気をみせられているようで感動する。

強盗3人組がひょんなことから赤ちゃんを無事に町まで連れて行こうとする話。

聖書に導かれるように、衰弱した体に鞭打って砂漠を歩き続ける3人に胸が熱くなる。3人にはそれぞれ特色があって、掛け合いも楽しかったりジンとしたり。

100%悪、100%善の人間なんかそうそういないだろうし、東方の3賢者になぞらえた温かい話だった。
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