ヒメ

三人の名付親のヒメのレビュー・感想・評価

三人の名付親(1948年製作の映画)
4.0
監督 ジョン・フォード

原題 Three Godfather

友情あり銃撃戦あり愛あり笑いあり涙あり!
人情味に溢れるハートフルな映画でした❣️


西部劇の神 映画の巨人 ハリウッドの巨匠
スピルバーグや小津.黒沢を虜にした監督.
などと書かれていてクリップだけは
したものの。
なかなか手を出せなかったけれど
『アメリカン・ニューシネマ 反逆と...』
の中で
"当時自分の作風を貫いた三人の監督 "
と、紹介されててやっと観た✨
他の二人ってゆうのは
ヒッチコック監督とハワードホークス監督
さんだったから。
って勝手に作った決意。笑 

お話は♪⋆。:゚

アリゾナで銀行強盗を失敗したお尋ね者
ボブ ピート キッドの三人が逃走中に
砂漠の中で衰弱した妊婦に出会い
赤ちゃんを託されてしまう!

そこで三人は赤ちゃんの母親の肩身の
旧約聖書に書かれている
"エルサレム"を目指すことに。
助け出した赤ん坊には
「ロバート・ウィリアム・ペドロ」
3人の悪党..? それぞれの名前から
名付けられました。

僅かに残っている水筒の水を
自分たちは一滴も飲まずに
肩を撃たれたピートに飲ませる仲間想いの
ボブとキッド。
強盗犯だけどこの時代は戦争によって
道をあやまってしまう若者が多いとゆう話
....あったな〜

赤ちゃんを預かってからは
ピートもお水を我慢して赤ちゃんへ!
保安官にはこちらの行動を
読まれているので水を入手できない...
見ているこちらも
喉が乾いてくるくらい過酷でს
砂漠のあの熱風もすごくてს

それでも三人に生きる力を与えたのは
間違いなく、
ロバート・ウィリアム・ペドロ!👶🍼

*いちおう書いとくけど
コメディではありません*

「風呂?それよりミルクが先だろう!」
お風呂が先か、ミルクが先か
栄養、着るもの...母親が持っていた
旧約聖書に載っていた"油"を
赤ちゃんに塗るシーン、、
もう顔がほころんでしまって、
しょうがなかった。
(ボブの時折でるスペイン語もツボ)

なんといっても赤ちゃんは人形ではなく
本物なの!
可愛くてたまらない!!!🥰

ついに、水も無くなり
途中ピートとキッドはしんでしまう。
ん?ボブ!!
キッドを置いて行っちゃうの?
って所は
敢えてつっこまないで頂きたい!😭
ボブがもう倒れそうになったとき、
ピートとキッドが亡霊になって
出てくる所は本当にほっこりするからね!

保安官が「遅いねぇ、姪はまだ
着かないのかな」って言っていたので
赤ちゃんは姪の子供だった--
やっぱりね!!って
結末はなんとなく読めちゃうのだけど
町にたどり着いたとき、
「この子にミルクを!俺には冷たいビールを」
ジョン・ウェインのこの台詞は最高でした!

その日はクリスマスで酒場は大合唱\ ♬♩♬ /
そう。この映画、
クリスマス映画だった。笑

でも最後の歌がそうだっただけなので
いつ観ても大丈夫🎵

母親の肩身である古い旧約聖書の
エルサレム ロバ 三博士 など
ストーリーに準える演出
夕闇と砂漠の映像 光の美しさ
全人類がひれ伏すような
純真無垢な赤ちゃんの存在が最高です

ボブ(ジョン・ウェイン)
ピート(ハリー・ケリー・Jr.)
ボブ(ジェーン・ダーウェル)

冒頭の"ハリー・ケリーを偲んで"
の意味????だったけど
観終わって出演者を見ると
ピート役のお父様だったのです

この映画は「恵みの光」とゆう
オリジナル版がありハリー・ケリーが
出演していて
ジョン・フォード監督さんとは盟友
だったとのこと。

そしてJr.はジョン・フォード監督作品には
欠かせない名脇役で活躍したそうです
いい話でニ度満足🎀

「貫いた作風」 を知るために今後も
観ていこうっと。

ジョン・ウェインの良さはまだ私は
わからないけど
ラストの別れ際がカッコ良かった✨
ヒメ

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